夜勤に備えて防寒着を買い揃える! 安物でも大丈夫?


警備員(交通誘導員)として3年ぶりに社会復帰することとなった管理人。
勤務するにあたっての最大の懸念は寒さ。何しろ夜勤希望なので、この時期に一晩中屋外に突っ立っていなければならないと考えると心配にもなるってもんですわ。ということで、安い防寒着を買ってみたので実際に勤務で使用しての感想も交えながらレビューしてみたいと思います。

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限られた予算内で出来る防寒性を追求する

防寒の基本は重ね着だそうで。
多くの層(レイヤー)を設けて暖かい空気層を保持することで保温出来るとか。さらに防風性の高い素材や保温性の高い素材など特徴の異なる素材の衣服を組み合わせることで最良の効果が得られるそうです。そこら辺の知識はバイク乗りとしての経験が活かせるのですが、いかんせん先立つ物が無い! アホみたいに高性能な素材を用いた服(登山用とか本格的なモノ)を買い揃える余裕は全く無く、あくまでも限られた予算の中で最高の効果を追求しなければならない! しかもアウターに関しては会社支給品(ブレザー)着用が義務付けられている! となれば、まずは肌に直接触れるインナー部分の充実から図っていくのが常套でしょう。

てことでAmazonを検索して2種の商品をピックアップ。

★Yeedas ヒートテック 冬用起毛 長袖 防寒肌着 上下セット
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●素材構成: 95%ポリエステル、5%スパンデックス
●より暖かく加工した起毛素材で寒い季節に体を温めてくれます。
●裏地の繊細な起毛素材が、体温で温められた空気をしっかりキープして逃さないので、保温力に優れています。
●特徴:吸湿・発熱・保温・ソフトな肌触り・着心地・伸縮性
●汗や汚染による不快なニオイを防ぐ防臭加工

商品説明には色々と魅力的な文言が並んでいますが、値段を考えれば適当に流しておいた方が吉。まぁ、少なくとも普通の半袖Tシャツよりは保温効果はあるでしょう。何よりこの値段で上下セットなのはありがたい!

★(ラパサ)Lapasa あったかインナー 防寒肌着 上下セット
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実際に購入したのはコレのトップスのみ2枚セット。何故か無くなってました…。

●【素材】:95%ポリエステル、5%スパンデックス; 生地は柔らかく伸縮性が高い素材を採用し、肌ざわりがよく、防寒・保温性能にも優れるのが特徴です。
●【防寒・保温】:特厚の生地と裏地の起毛素材が、体温で温められた空気をしっかりキープして逃さないので、ボリューム感があって暖かく包み込んでくれます。
●【吸汗速乾】:湿気を吸ってはき出す性質が有り、ムレを緩和し内側から爽やかにします。何時でもドライな状態にキープし、部屋干しにも対応しています。
●【アウトドアウェア】:ふんわりソフトで暖か保温します。適度な伸縮性が有るので、屋外でのお仕事や冬のアウトドアでもお使いいただけます。

こちらも魅力的な文言が並びますが、話半分程度に聞き流しておきましょう。

両商品ともレビューを見る限りでは「暖かい!」「買って良かった」といった声がありますので、全くもって効果の無い商品という訳ではなさそう。ちょっと期待が高まります。

実際の商品を見てみよう

prime便でサクッと到着。配送員の方、お忙しいのにありがとうございます!
早速、両商品を見比べてみる。

★Yeedas
 

包装はビニール袋のみ。個人的に過剰な包装よりは好印象。ちゃんと上下セットで入ってました。(疑り深い

しかし……


ペラッペラやな!


こんなんで防寒性あるのだろうか?
しかも、襟首部分の処理が何もされていない!

普通、折り返されて二重になってたりするもんなんじゃないの? 案の定、ほつれてるし……。こりゃ一回洗濯したら終わるパティーンなんじゃね……? タグも無くて直接プリントされているしねぇ。かなーり低コスト商品なのは間違いなさそう。ま、実際安いので仕方ないですが。

★Lapasa
 

こちらは個別に箱包装された上に2個セット用の段ボール箱に収納された状態での配達。

こちらは襟首もしっかりと処理されています。
商品の品質も包装のクオリティーもLapasaの方が上でしょうなぁ…。上下セットと上2枚組セットの違いがあるので価格での単純比較は出来ませんが。

生地は双方共に表面スベスベ+裏面起毛で一般的な “防寒インナーらしさ” は備えています。甲乙付け難いほどペラッペラな点も同じ。価格的に生地に性能差があるとは考えにくいので、この2商品の比較であればLapasaを購入する方がベターな選択な気がしますね。

インナーと一緒に、その上に着るフリース(トレーナー?)も購入しました。

★ティーシャツドットエスティー トレーナー 無地 厚手 裏起毛
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12.4ozの生地は、厚手でしっかりとした素材感。丈夫で長くお使いいただける品質です。裏地はふんわりと肌触りの良い起毛になっています。寒い季節の防寒にぴったりのアイテムです。

厚手+裏起毛というキーワードに魅かれて購入。いたって普通の(ちょっと厚手の)トレーナーですね。

 

こちらは普通に縫製も包装もしっかりした商品でした。さすがに “厚手” を謳うだけあってズッシリとした重みもあり、色&サイズも選べるキチンとした商品といった印象。ただ、格別安いという訳でもなかったので、よくよく考えたらユニクロでヒートテックとフリースを買った方が良かったんじゃないか? という気もしないではないのでした。(爆

実戦投入! 勤務初日

警備員として実務に就く前に法定研修がありまして。そこでは法律の知識や車両誘導の実技などについて教わるのですが、会社の服装規定などについても教わることになります。街中や路上で見かける警備員さんの中には薄汚れた格好の方もいらっしゃいますが、会社としてはイメージ向上+クライアントへのアピールのためにも規定を設けています。各警備会社によっても異なるのでしょうが、少なくとも「不潔感&不快感を与えない程度に小奇麗にする」必要があるのは当然と言えるでしょう。

管理人が応募した警備会社は就業人数的には業界内で上位に入る規模の会社らしいので、服装に関する規定も結構シッカリした(小うるさい?)ものになっています。

★勤務時はブレザーを着用(夏季を除く)
★ブレザーの下はワイシャツ+ネクタイを着用
★フェイスマスク禁止
★耳を覆ってはいけない
★手には白手(運転手や執事なんかが使う薄手の白手袋)を着用 ※軍手禁止
などなど

で、初勤務に赴くぺーぺーのド新兵としては当然のことながら会社の規定に沿った格好で現場に向かう訳です。
【上半身】
○普通のTシャツ
○Yeedasインナー・上
○ティーシャツドットエスティー トレーナー
○ワイシャツ
○ブレザー
【下半身】
○Yeedasインナー・下
○スラックス
○靴下2重

通勤の電車内や普通のオフィスワークでは暑過ぎると思われるぐらい着込んで、初勤務へといざ出陣! 現場の詰所に着いて一緒に勤務するベテラン戦士さんたちの格好を見ると……?


誰も規定通りの格好してないやんけ!


ニット帽で耳を覆い、ネックウォーマーで顔を覆い、軍手2枚重ねで手を覆い。中にはブレザー内にパーカーを着込んでフードを外に垂らしている人も。おまけに管理人の軽装(?)ぶりを見たリーダーさんは「明け方になるとグッと冷え込むから、しっかり装備しないとヤバいよ?」と心配してくれる始末。いや、会社の規定に従っているだけなんですが……。

そして勤務開始。
20:00から24:00ぐらいまでは「ちょっと肌寒いな」ぐらいの感覚で済んでいたのですが、夜半過ぎぐらいになると、かなーり厳しい状況に。そよ~っと文字通りの “そよ風” が吹いただけなのに、あたかも冷凍倉庫の冷風を浴びているかのような寒さ! 白手一枚の手先は凍ったように感覚が鈍くなり、顔は冷たく表情筋が固まり、耳は痛みを感じるかのようになり、胸元からはスースーと背筋を震わせる寒気が入り込む。

特にヤバいのが5:00~7:00頃の明け方にかけての冷え込み具合。
これまで天気予報なんて「雨が降るかどうか」ぐらいしか気にかけていませんでしたが、改めて予報サイトの気温推移を見てみると、冬は明け方にかけて一気に気温が下がるということに気付かされました。2月下旬でも6:00前後は気温0~2度とか! これで風が吹いていたら体感温度は氷点下になるでしょう。


これ、マジで低体温症になるんじゃね?

と、ガタガタ震えながら恐怖する勤務初日となったのでした。
たまたまトムラウシ山遭難事故の経緯などを目にしていた直後で、低体温症はわずか1~2度の体温低下でも発症するということを知っていたのでね。

★参照:トムラウシ山遭難事故
〔Wikipedia〕

早急なる対応 更なる防寒装備を追加

低体温症云々はともかく、ガタガタ震えながら業務に就くのは集中力の欠如余計な体力の消耗に繋がるので早急に対応せねば! もはや会社の服装規定なんて守っていられるかぁあああああ! 現場には現場の運用があるんですなぁ(感慨

幸いにも初日の勤務を終えて駅に向かうすがらにドン・キホーテがあったので入店。

★ネックウォーマー2種
 

を購入。
念には念を入れて2枚重ねで使います。

これは頭からスポッと被って首元~口元までを覆ってしまうもの。
本当は鼻先までカバーすると更に暖かそうですが、そうするとメガネが曇っちゃうんですよ。(昆ちゃん風

さらにニット帽と防寒手袋も購入しました。
誘導時に目立たせるために手袋は白である必要があるので、防寒手袋の上から大きめサイズの軍手を無理矢理被せて使用します。

そして、ネックウォーマーを使うと胸元が覆われることになる(=ネクタイが見えない状態になる)ので、「それならブレザーとワイシャツの間にジャケット着込んでも一緒じゃね?」と思い当たり、バイク用ツーリングジャケットのインナーを取り外して使用することに。バイク用インナーなら少なくとも防風性は高いはずなので有効かと。

かくして、モッコモコの着ぶくれ警備員がまた一人誕生したのでありました。

もっとも、ここまで着込んでも決して暖かくはないんですけどね……。単に “何とか我慢できる” という程度でしかありません。足先&手先は冷たくなるし、風が吹けばゾクゾクしますし。科学が進歩して防風性や保温性に優れた素材が開発されても、外気を完全に遮断して温度をコントロールするのは難しいんでしょうね。

安物インナー防寒着総評

さて、使用を開始して一週間が経過した時点での安物防寒インナーに対する感想を。


ぶっちゃけ、ハッキリ解る程の効果は無い!

ってところでしょうか。

もちろん、着ないよりは着た方が暖かいのは間違いないのでしょうが、「コレを着ればヌックヌク!」という感じではないですね。少なくとも冬の野外に一晩中居るという状況下では。

もしも冬山登山やトレッキングなどでの使用を想定した防寒着を探していらっしゃる方がいたとしたら、もっと本格的なメーカーの商品を購入することを強くオススメしますよ。登山用品やアウトドア用品を製造している名の知られたメーカーの商品を。

実際に購入したことはないので推測ですが、そういったメーカーが作る本格的な商品は生地が厚いだけでなく、基本性能(防風性&保温性)そのものが異なる生地素材を使用しているハズです。東レとかデュポンといった化学繊維の研究開発をしている会社の製品を使っていたりとか。また、防寒性だけでなく汗に対する速乾性やら通気性等についても考えると、生命の危機がある状況での安物防寒インナーの使用は避けた方が賢明なのかなぁ? という思いが強くなります。

こういった2000~3000円程度の防寒インナーはあくまでも日常生活での “暖かさ” を求める商品なのかと。文字通り “値段相応” という資本主義の鑑と言っても過言ではない商品だと言えるでしょう!?

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