バイクメーカー信頼度ランキング ~インターネッツは今日も平和~

ホンダ・ヤマハ・カワサキ・スズキ。
世界の二輪車市場に君臨するジャパニーズ・ビッグ4!
オン&オフを問わずレースシーンで栄光の軌跡を残すなど高性能ぶりには折り紙つきの4メーカーですが、ここまで世界中でシェアを伸ばした最大の理由は “信頼性” でしょう。

「壊れて当たり前のモノ」or「気温・天候などその日の条件次第で調子が変わるモノ」といった、それまでのバイクに対する価値観を一新したのが日本車だった! と言っても過言ではありません。「壊そうとしても壊れない」とまで謳われるスーパーカブを筆頭に、日常の脚として、商売の道具として、そして趣味の乗り物として、世界中のライダーにとって日本の4メーカーは信頼性の代名詞とも言える存在なのであります。

ナゼそこまでの評価を得るに至ったか?
それは広告代理店等のイメージ戦略などの成果ではなく、日本メーカーがバイクの生産&販売を開始した1950年代から積み重ねてきた不断の努力の賜物です。実際に4メーカーの商品に触れてきた人たちの声の集積による評価であり、すなわち、実体験によって裏打ちされた本物の評価なのです。

と、日本製バイク&4メーカーに愛着を持ち、日本人であることに誇りを感じている人間の自尊心をくすぐる記事が海外の反応系まとめサイトに掲載されていました。

★参照リンク:海外「日本製は次元が違う…」 日本のバイクメーカーが信頼性調査で上位を独占
〔パンドラの憂鬱〕

記事の内容(記事読者の反応等)については上記リンク先を御覧頂くとして、本稿ではまとめサイトの人がまとめなかったコメントに注目してみましょう。インターネッツならではの阿鼻叫喚が繰り広げられていましたよ。

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ソース元を確認してみる

まずはソース元記事の御紹介から。

★参照リンク:The 10 Most Reliable Motorcycle Companies
〔MOTORCYCLE.COM〕

2017年4月に更新された本記事。
媒体はMOTORCYCLE.COMという「1994年設立」を謳っているウェブ媒体ですが、会社情報やプライバシーポリシーが空白という胡散臭さ満点のサイトです。

が、本記事はコンシューマー・レポートの記事を元ネタにしている旨を記した記載があり、リンク先に飛んで確認してみたところ、確かにコンシューマー・レポートのサイトに記事が存在していました。

★参照リンク:Who Makes the Most Reliable Motorcycle?
〔Consumer Report〕

コンシューマー・レポートと言えば泣く子も黙るアメリカの消費者団体が発行する雑誌であり、その信頼度は絶大なのであります。

★参照リンク:コンシューマー・レポート
〔Wikipedia〕

レポートの独立性・公平性を維持するために、各号誌面には、コンシューマーズ・ユニオンが発行する雑誌、書籍、サービスを除いて、一般企業による広告を掲載することは一切なく、さらに記事を企業の広告目的に使用することすら一切認めていない。
〔Wikipediaより抜粋〕

提灯記事とステマが氾濫する世の中にあって、ある意味最強とも言える非営利団体が運営するメディアなのです。ま、社会正義というものを重んじるアメリカの良心とも言えるかも知れないですね。

その信頼出来るメディアが11000人のライダーを対象に12300台のバイクについて調べた結果をランキングにしたもの。12ヶ月間毎の走行距離を想定して新車から4年間保持した場合の故障率を算出したとか。

信頼度ランキング(コンシューマー・レポートより引用)
※数値が低い程信頼性が高い

コンシューマー・レポートの調査である点とサンプル数が多い点を考慮すると、非常に「確度が高い」もしくは「信憑性が高い」ランキングと考えてよいでしょう。うんうん、日本勢上位独占とは当然の結果ですな!

賑わうコメ欄は安定の香ばしさ

普段、他の記事ではコメントが2桁あれば多い方というMOTORCYCLE.COMにあって、この記事には既に252件のコメントが!(7月28日現在) よっぽどライダーの興味を引く記事だったんですかねぇ?

冒頭に挙げたまとめサイトの記事にあるように、日本製バイクに乗るライダーたちが愛車&日本製バイクを褒め称えるコメントが多いのですが、総数が増えれば当然の結果としてイカれたコメントも増えることになるのがインターネッツ! 本件も例にもれず頭の悪そうなコメントが散見されます。


1.「真面目な話、明日ヨーロッパ製のバイクを見に行くつもりだったんだけど、この信頼性の問題が常に悩みの種だったんだ。やっぱり俺のVFRの方が良く見えるな~!」

2.「そう、VFRに乗り続ける方が安くつくよ。自分がバイクに再び乗る時は、またヤマハにするよ」

3.「ヤマホモ(ヤマハのつもりらしい)はお前らゲイ野郎が乗るにふさわしいな!」


1.「日本人に感謝するよ! 俺に敬意を払ってくれる人々だ!」

2.「誰もお前なんざに敬意を払いやしねぇよ! 日本人の誰一人としてお前の存在なんざ知らねーっての。バカなお嬢ちゃん」


1.「2014年の感謝祭以来51000マイル(80000km超)を共にしてきた2015年製FJR(ヤマハ)は、このランキングに賛同するよ!」

2.「1個人の1バイクの体験なんざ、この価値が全く無いクソ記事より無意味だな」

そう、賢明なる読者の皆さんは既にお気づきかと思いますが、悪意に満ちたクソコメを連発しているのは全て同一人物! 邪悪なアイコンをそのまま具現化したかの様なJim Bobなる人物です。他の書き込みを見る限り、恐らく元ハーレーユーザーだったらしいのですが、まぁ典型的なAmerica is No.1的な愛国心溢れる人物なのでしょう。アメリカの媒体によるランキングで日本メーカーに上位を独占されたのが相当悔しかったんでしょうね~。

気持ちは解らんでもないですが、彼は尋常ならざる熱意と執着心で書き込みを続けます。

赤く着色してある部分が彼のコメント!
ほぼ全てのコメントに対してクソレスを返しているという恐るべき執着心!
ここまでくると精神状態を疑わざるを得ないですけどね……。

内容的には
「日本製バイクはホモが乗るもの」
「日本製バイクには魂が無い」
「日本製バイクは退屈」
「ハーレーとインディアンこそ最高!」
といった感じ。

現実を認めることが出来ない人間の滑稽さと哀れさを絵に描いたような人物っすなぁ…。

中でも秀逸だったのが、このやり取り。


1.「俺の日本製の赤いヤツ(自分の愛車と思われる?)がランキングトップとは最高だぜ! ヒャッホーイ!!」

2.「なぜ? お前は自身が何かを成し遂げたと思っているのか? お前の人生は寂しくて空っぽに違いない」

いや、寂しくて空っぽなのはお前だろ!
他にすることねーのかよ!っていうね……。

かくしてインターネッツは今日も平常運転なのでありました。
「日本のネットは~云々」みたいな言説をたまに見かけますが、世界どこでも似たようなモンなんですよね。