あじわい散策 17.07.02 「君の名は」の須賀神社

隙あらば引き籠る体質の筆者が外出する目的とするための散策記事。
ただ手ぶらで歩いてもツマらないので、カメラを持って街中にある “味わい深い光景” を撮影するという至極平凡なミッションを課してお送りします。

今回は市ヶ谷・四谷近辺をママチャリで走ってみた結果、「君の名は」の1シーンの舞台として有名になった須賀神社に偶然辿り着き、あたかも聖地巡礼の様相を。もっとも、映画は観てないんですけどね…。

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出不精矯正

家から外に出るための口実として始めた散策企画ではあるのですが、「常に合理的でありたい」と願っている自分にとっては目的の無い行動(外出)というのは案外ハードルの高いものでして。どうしても「ここへ行こう!」という明確な目的地が無い限りは家から出る気にならないんですよね~。困ったものです。

バイクだと「バイクに乗ること」が主目的になるので、目的地を決めずに走る事は苦にならないのに。
…………ピキーン!
そうか! 単に散策するだけでなく、他に目的を創れば良いんだ!

ということで、今回はチャリにアクションカムを装着して動画も撮ってみることにしてみました。これなら「走り回る」こと自体が「動画撮影をする」という目的を達成するためのプロセスになるからネ! てな訳で、まずは市ヶ谷方面にハンドルを向けて出発したのでありました。

レトロ商店

まずは神楽坂の脇を抜けてから適当な路地へ入ってみましょうかね。

燦然とそびえ立つ大日本印刷のビル裏にある夜は怖そうなうらぶれた路地を抜け、住宅街の一角へ。

パステルカラーはどうなの? という余計なお節介な気がしないでもないけど、イイ感じに昭和チックな店構えの商店を発見。屋号といい、右から読む店名といい、結構な歴史を持つお店なんでしょうか? ひょっとすると昔は豪商的なお店だったのかも?

曙橋を渡って車力門通りへ

外苑東通りにぶち当たったので左折して、防衛省前で立番する警察官の鋭い視線を交わしつつ曙橋を渡ります。

橋上から靖国通りをパシャリ。
バブル期と比べると都内の交通量って本当に減ったな~と改めて思いますね。
日曜の夕方なんで、そもそも交通量の少ない日時&時間帯ではありますが。

とにかく大通り沿いに走っても面白くも何ともないので、積極的に路地に突入してみましょう! ということで、たまたま入ったのが車力門通り

なんかイカつい名前の通りですが、飲み屋街として知られているっぽいですね。

★参照リンク:荒木町マップ
〔荒木町商店会公式サイト〕

何でも明治時代には一種の観光地 or 歓楽街だったとか。

★参照リンク:荒木町(新宿区)
〔Wikipedia〕

荒木町一帯は東京近郊でも名の知られた景勝地となり料理屋が軒を連ね芸者らが行き交う風情ある花街となった。

〔Wikipediaより抜粋〕

ふむふむ。
何気なく入った路地としては確かに飲み屋&飲食店が多いな! という印象ですが、かつての歓楽街と考えると物寂しい感のする街並みですけどね……。

金丸稲荷神社

その車力門通りの丁度中間地点にある小さな公園の一角に、超小さな神社を発見。

金丸稲荷神社とな。
江戸時代にこの地にあった美濃国高須藩主松平摂津守の屋敷の守護神として建立されたそうです。自分の屋敷の守護神を奉って神社を建立してしまうとは! この何でも神様に出来てしまう神道の自由さが好きですねぇ~。

明治時代に入って屋敷が無くなった後は、この地域一帯の守護神として力を発揮。街が歓楽街として繁栄しただけでなく、江戸の大火や関東大震災からも街を守ったとのこと。東京大空襲ではさすがに全町が焦土となったものの、それでも町民の被害はゼロだったとか! 霊験あらたかな神様ですな~。お参りしといて良かった!

★参照リンク:金丸稲荷神社|新宿区荒木町の神社
〔猫の足あと〕

境内は本当に狭く、5人ぐらい入ったらすし詰めになりそうなぐらい。

神様にとっては物理的スペースなど問題じゃないのですよ。
この「どこにでも神様が居てくれる」感も神道の “味わい深い点” というか “イイところ” じゃないでしょうか。

須賀神社

車力門通りを抜けて新宿通りを左折。
ちょっと進んだ所で丁度信号が青だったので右折して再び路地に突入します。

そして現れる急坂。

東福院坂(天王坂)という坂だそうで。
ブレーキ音をキーキー鳴らしながら下りて行く最中、高校時代に坂と呼べない様な緩斜面でブレーキケーブルがブチ切れてノーブレーキ状態になった事を思い出して怖かった…。てか、ママチャリとはいえディスクブレーキが欲しいなぁ~なんて思ったりもして。

命からがら坂下の交差点に辿り着いたところで「須賀神社入口」の看板に気付く。
そして、奥に見える階段に見覚えが…?
あれ、どなたかライダーさんのサイトで聖地巡礼しているのを見た「君の名は」の舞台じゃね? ま、いずれにしろ寺社仏閣には積極的に寄っていくつもりの本企画なので、立ち寄ってみますかね。

うむ、肝心の「君の名は」を観ていないので記憶が正しいのかサッパリ判らん!
しかし、やけに観光客もしくはデート客っぽい人たちが居るので、何がしかの話題性のある場所なんだろう…。で、帰宅後に検索してみて正解だと判明したのでした。

うん…。
まぁ、この階段自体には何のありがたみも味わいも無いけどね……。

しかし階段を上った地点から見る神社は味わい深いっすね。
鳥居と敷石と本殿と木々の組み合わせは、写真を構成する素材としては最強コンボの一つと呼んでもいいかと。

残念ながら神社は既に閉まっていたのですが、面白かったのは須賀神社のすぐ隣に別の神社があること。

左側に一部見えている鳥居が須賀神社のもので、その敷地内にある天白稲荷神社。
別の神社としてそれぞれ本殿があるということは異なる神様を祀っていると思われるのですが、須賀神社の由緒は公式サイトをはじめ多くのサイトに記載があるのですが、この天白稲荷神社についての情報は見つけられず…。どういう経緯を辿ると「神社内に別の神社が存在する」という事態になるんですかね? まさに八百万の神を物語るかのようなカオスっぷり? いずれにしても、この自由さ加減というか適当加減が個人的には好きっすね~。排他的にならざるを得ない一神教より寛容ですもんね。以前別エントリーで述べた「日本社会って実は多様性に満ちてない?」という考えにも通ずると思うんですよね、この神道の奥深さは。

★参照リンク:おっさんの感想:BABYMETALは日本社会の多様性の証? Part.1
〔暇さえあれば備忘録〕

★参照リンク:おっさんの感想:BABYMETALは日本社会の多様性の証? Part.2
〔暇さえあれば備忘録〕

靖国神社を経て帰宅

須賀神社を後にして住宅街の道を西へ。
東宮御所・迎賓館・四ツ谷駅・麹町といった場違いなハイソな界隈をテレテレと駆け抜けて靖国神社前に出る。

もはや真っ暗。
この状態で動画&写真を撮ろうとすると間違いなく立番しているイカつい警察官に職務質問されそうなのでスルー。何しろ靖国神社を目の敵にしているテロリストもどきの連中がいますからね~。警戒が厳重になるのは当然。

いつの間にか最寄りの飯田橋駅の入口が移動されていたことに驚いたところで今回の散策は終了。やっぱり外に出ると何がしかの発見があるな~と改めて思ったのでした。(小並感

動画

今回のチャリ散策の模様を撮影した動画はコチラ