おっさんの感想:個人的リオ五輪振り返り Part.3

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すっかり今さらな話ですが、今夏を盛り上げてくれたリオ五輪の振り返り記事の最終編になります。今回は閉会式での東京プロモーション部分の感想と2020年東京大会への期待などについて適当に。

マリオ安倍総理の登場で話題になった閉会式ですが、ネット上での反応を見るに、2020年東京大会だけでなく観光旅行先としての日本PRにも非常に効果的だったと思われます。もちろん、個人的にも素晴らしい出来だったと思いました。

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君が代斉唱と国旗演出が素晴らしかった!

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学生時代の各種式典での国歌斉唱&国旗掲揚とはうって変わって、スポーツイベントでのそれらは非常に心を高揚させるハイライトシーンの一つとなります。個人的に印象に残っているのは、

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2015年ラグビーW杯での国歌斉唱シーン。
日本代表チームが想定外の好成績を収めたというだけでなく、ラグビーという文字通りの肉弾戦に臨む“日本戦士たち”が闘志を漲らせながら斉唱する様子がカッコ良かった! ラグビー発祥の地であり紳士の国とされる(実情はともかく?)イングランドだけあって、某地域の国々の様に他国の国歌に敬意も示さずブーイングをするなどという野蛮な行為も無く厳かな雰囲気だった点も良かったっすね。


ホイットニー・ヒューストン、伝説の国家斉唱 投稿者 samthavasa
続いては91年スーパーボウルでのホイットニー・ヒューストンによる国家斉唱。
これは動画タイトルにもあるように、まさに伝説級でした。
ちょうど湾岸戦争が勃発した直後であり、戦地に赴いている兵士たちへの敬意を強調していた雰囲気に加え、何と言っても卓越したホイットニー・ヒューストンの歌唱力に圧倒されました。「うわ! 歌を歌うって凄いパワー(表現力)があることなんだ!!」と若かりし頃に驚いた思い出。

余談ですが、この感動を経てから(上手い)歌手への敬意が芽生えました。
何の道具も使わずに人を感動させることの出来る能力を持った人=歌手に対して敬意を持つようになったきっかけですね。それ故に、口パクで簡単に済まそうとする風潮に対しては嫌悪感すら抱いてしまいますが…。

今回のリオ五輪閉会式での国歌斉唱とフィールドに描かれる日の丸の演出は、上記のシーンに匹敵するぐらい感動しましたねぇ。上々颱風か、はたまた攻殻機動隊を思わせる女性ヴォーカルによる美しい合唱と、フィールド上に悠然と現れるシンプルにして美しい日の丸の姿。
※本項トップ画像参照

厳かで格調高く、長き歴史と伝統を誇る日本らしさが十二分に表現されていた演出だったかと思います。日の丸の全体像が表された時点で拍手&歓声が会場に起こっていた点から、会場に居たブラジル人観客と各国選手団も多少ならずとも同じような感動を得ていたのではないでしょうか。

ただ、チラッとワンカットだけ映された国旗掲揚は、明らかにペースが遅かった模様。

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リハーサルぐらいしなさいよ……。

それはともかく、日の丸は素晴らしい国旗です。
白地に赤丸というシンプル極まりないデザインながら非常に美しくカッコイイ。シンプルに何かを表現するというのは極めて難しい高度な技だと思うワタクシとしては、日の丸こそが数ある国旗の中でも最良のデザインだと思う次第です。さらに、極東=日出ずる処という地球の摂理すら表現しているというスグレモノ。日本という国の認知度を高める上でも抜群の効果を発揮していますしね。

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プロモーション動画が素晴らしかった!

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東京プロモーションパートに入って国家斉唱の後に流された2020年東京大会のイメージVTRがイイ感じでしたね~。
黒を基調としたダークな映像とジャズっぽいムーディーな音楽のマッチング。ステレオタイプな和風イメージではなく、現在の東京の姿を伝えようとする姿勢が個人的には良かったです。

東京(日本)を紹介するVTRとなると、尺八や三味線といった和楽器を用いたいかにもオリエンタルなイメージを強調したものになりがちで、実際に「もっと和のイメージを強調した方が良かった」という声も一部にあったみたいです。しかし、現実の東京は世界で最も先進的な都市の一つであり、なおかつ古い寺院なども何気なく街中に存在しているという混沌とした調和も大きな魅力。ただ古いだけでなく、ただ新しいだけでもない。そんな東京のキャラクター(?)をオシャレかつカッコ良く具現化したVTRだったかと思いますね。

それも単に都市のイメージをPRするだけに留まらず、躍動するアスリートたちの美しさ&逞しさに加えて世界をリードする(リードした?)アニメ&ゲームといったサブカルチャー要素も織り込むことで、世界中の特に若い世代の人々に大きな期待感を持たせることにも成功しました。

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ドラえもんが大きくフィーチャーされていたのが特に嬉しかったのですが、パックマンのインサートも良かったですね~。パックマンが陸上トラックのレーンに沿ってレースするなんて、発想がシャレオツ! 若者だけでなく主に欧米の40代以上の世代にはストライクだったのでは?

パックマンに限らずVTR中に登場したキャラたちは世界各地の多様な層に訴求するものを取捨選択した結果なのかと推測されます。
○ドラえもん…アジアを中心に人気。放映年数を考えると年代層は幅広そう。
○キャプテン翼…フットボール文化圏で絶大な人気。ヨーロッパ&南米だけでなく中東&一部アフリカもカバーしている模様。
○ハローキティ…女性中心に人気。
○パックマン…欧米の中高年層がノスタルジーをそそられる。

そして、マリオは地域&年代層の全てをカバーする認知度&人気を誇るキャラ! という按配で選ばれたのかなぁ? VTR中にマリオが登場した段階で会場から大きな歓声が挙がっていたことから、マリオの有名人っぷり、そして愛され度が判りましたね。

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緑の土管だけで何のゲームかが判ってしまうという認知度の高さ!
ちなみに、マリオの生みの親とされる宮本 茂さんは海外のゲームフリークたちの間ではレジェンドとして扱われる存在らしく、先日アップルのコンベンションに登場した際にも大きな歓声を受けていました。

この僅か数分のVTRの効果は絶大で、閉会式後に海外の掲示板には絶賛する声が溢れておりました。

★参照リンク:リオ五輪閉会式でマリオに扮した安倍総理が登場! 外国人「日本最高すぎる」
〔海外の万国反応記〕

上記リンクはまとめサイトですが、私自身が見た中でも「2020年には東京に行くんだ!」という声が非常に多かったです。オリンピックというスポーツ競技会への期待というよりも、サブカル大国である日本が「どんなエンタメを提供してくれるのか!?」という期待感が大きい様に見受けられました。また同時に、「オリンピックも楽しみだけれど併せて日本各地への旅行も楽しみたい」という声も多く、観光業収益を大きな柱の一つと期待する日本全体への好影響もありそうな予感です。

ということで、リオ五輪閉会式に於ける東京プロモーションは素晴らしい成果を残したと言えるでしょう。創った人たちに拍手! ただ、前評判が上がれば上がるほど、本番のハードルは高くなりますからねぇ…。これで開会式&閉会式でチンピラゴロツキ集団口パクアイドルが登場したら、ズコーッて感じですが……。

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マリオにふさわしかったのは?

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上述の通り東京プロモーションは概ね好評を博して大成功だった訳ですが、海外で話題になった理由の一つには安倍マリオの登場がありました。

年中「安倍ガー安倍ガー」とがなり立てている一部の人々は「崇高な五輪の舞台を自分の人気取りに利用した!」とか騒いでいた様ですが、彼らは何が起こっても同じことを言ってますからね。

ただ、確かに理想としては政治家よりも世界的に名の知られた民間人、それも出来ればアスリートが登場した方が良かったでしょう。

ただ問題は、そんな人居るか? ってこと。
イチローは実績としてはふさわしいけど、残念ながら野球はグローバルスポーツではないため世界的認知度は低い。逆にグローバルスポーツであるフットボール選手は実績的に該当者無し。テニスの錦織 圭は当該大会の出場者だし、金メダリストor世界ランク1位って訳でもない。偉大さではふさわしい葛西紀明も残念ながら世界的知名度は…。 過去の金メダリストにも世界的に認知された選手はおらず、オリンピック種目でないレーサーだのジョッキーだのに範囲を広げても世界中で認知されている様なアスリートは見当たりません…。

では、アスリートに限らなかった場合は?
ロンドン五輪でジェームズ・ボンドが登場した様に、世界中で知られている存在の歌手・俳優等が居るかと問われると…。誰も居ないというのが現実。

こう書くと寂しい感じですが、逆にそもそもそんな存在自体が希少なんですよね。そりゃビートルズだのモハメド・アリだのマイケル・ジョーダンだのが居れば誇らしいですが、彼らは「世界中&歴史上で稀な才能を持った存在」だからこそ有名な訳で。そんな希少種な人物が都合よく2016年の日本に居なかったからといって、何ら恥ずべきことではないでしょう。

と考えていくと、まぁ安倍総理だったのもやむを得ないのかなぁと個人的に思います。何だかんだ言ってニュース等で各国のTVに出演している回数は日本人中No.1でしょうから、「現在最も世界で知られている日本人」は安倍総理ということになりますよね。

副産物的効果も出ている様ですし。

★参照リンク:首相:リオ五輪マリオ仮装フル活用 G20各国首脳に好評
〔毎日新聞〕

内実は知る由もありませんので推測ですが、別に安倍総理が「俺に出させろ!」とか言ったのではなく、単に出演者の選考を重ねた末の順当な結果だったんじゃないですかね。いずれにしても、結果として成功を収めたのですから妥当な人選だったと言って差し支えないでしょう。

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安倍マリオへの反応エピソード

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リオ五輪終了後にイギリスの由緒正しき日刊紙The GuardianがWebサイトに安倍マリオの画像をメインにした記事をアップしました。

★参照リンク:From Rio 2016 to Tokyo 2020: Olympic drama moves on
〔The Guardian〕

記事の中身としては
○安倍総理がマリオに扮して閉会式にサプライズ登場
○日本選手団のメダル数躍進
○小池都知事の2020年東京大会への取り組み
といった内容で、特に政治的主張がある訳でもない記事だったのですが、コメント欄でのやり取りが面白かったので御紹介します。

★エピソード1
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◆投稿者1:「安倍は歴史修正主義者でアジアで虐殺を行った東条英機を参拝する極右だ。未だに福島では事実が隠ぺいされてヤクザも絡んでいる。事実を伝えないガーディアン紙は恥を知れ」
◆投稿者2:「北京の天気はどうだい?」
◆投稿者3:「南京の間違いだろ?」
◆投稿者4(1が再登場):「私は中国人じゃないし中国に住んでいる者でもない。レイシストのクソどもめ!」
◆投稿者5:「ああ、悪い悪い。ソウルの間違いだよ」
◆投稿者6:「ちゃんとした人生を過ごせよ。至急にな」
◆投稿者7:「たぶん共産主義者だろ?」

間髪を入れない投稿者2の煽りが秀逸www

★エピソード2
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◆投稿者1:「オリンピックを開催させる条件として、日本に第二次大戦について謝罪させるべきだ。(中略)日本人どもは真実を直視すべきだ」
◆投稿者2:「もしそれが日本の条件なら、他の各国の歴史にも汚点はあるよな。そうなるとオリンピックを開催出来る国はなくなるなぁ」
◆投稿者3:「バカげた考えだ…。イギリスはかつての植民地に謝罪したか?」
◆投稿者4:「ずっと昔のことだ。いい加減で乗り越えろ」
◆投稿者5:「ワオ、(50人? 50歳?)の毛沢東がここにも居るぞ」
◆投稿者6:「バカになるなよ。最近の日本を見てみろ。日本がどれだけ東南アジアの発展に寄与してきたか。安全な真水の供給からインフラまで他のどのアジアの国々よりも東南アジアのために貢献してくれている」
◆投稿者7:「2012年ロンドン大会の時、俺たちはインド・ケニア・マレーシア・ボーア人・アメリカ原住民・アイルランド人たちに謝罪したか?」
◆投稿者8:「戦争は終わって、それに関わった多くの人たちは死んだ。(中略)全ての国が戦争では酷いことをしてきたんだよ。(後略)」

未来永劫、永遠に被害者の立場を強調することで日本より上位に立ちたいんでしょうね~。反日感情を国民に植え付けることが、圧力のネタにしたり失政から目を逸らさせるための戦略の一環になっている以上、融和とか和解はもはや不可能なんだよね。それを無くしちゃったら為政者たち自身が国民からやり玉に挙げられる羽目になるんだから。

東京大会への期待

リオ五輪閉会式での東京プロモーションについて長々と綴りましたが、都民としての感想としては、やっぱり楽しみですねぇ! 東京の良さ&日本の良さを伝えられる様な大会になって欲しいものです。

と言うか、「自分自身も参加すべきかな」という意識が芽生えつつあったり。
居住都市でのオリンピック開催なんて、そうそう機会は無いでしょうからね。実際、前回は生まれる前でしたし。

ハゲが都庁を去り、あの不細工なボランティア制服

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も変更されるとか聞いた気がするので、ボランティアとして参加してみようかな? という気になっている最近なのでありました。